太陽の鍵

オカルト愛好家による、書き散らし。

スリランカ・アーユルヴェーダの旅 3日目(ツアー2日目 後半)

スリランカ式国内ツアーの2日目。

 

午前から午後にかけて、シーギリヤ・ロック、ノリタケのアウトレット、宝石博物館(?)を周り、スリンランカの古都キャンディ市内へ。

 

その後、夜の部スタート。


16:00
Senani Hotel にチェックイン。

https://www.oakrayhotels.com/senani-hotel/

 

ウェルカム・ドリンクは甘いオレンジ・ジュース。なんとリゾートっぽい!高台にある素敵な眺めのホテルで、小さなプールもありました。

 

お部屋も広くて清潔。

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ベッドが壊れると困るので、まず点検。


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窓からは緑豊かなガーデンも見えます。

お猿さんが入ってくると荷物を持っていかれてしまうので、窓は解放できないのが残念。


シャワーを済ませて、一休み。
夕方は、キャンディの中心部にある仏歯寺のプージャ(1日に3回だけあるセレモニー)を見学しに行くので、英気を養いました。

 

18:00
ホテルのロビーで、ガイドと待ち合わせ。ドライバーとガイドはキャンディに住んでいるので、家にいたようです。ドライバーが疲れている様子だったので休むために家で待機してもらい、夕方からはガイドの運転でお出かけ。

なんだ、ガイドは本当は運転が出来たのですね!

 

と思ったら、運転スキルには大いに問題がありました。交通ルール違反が多いキャンディでの運転は確かに神経を使いますが、自信がないからこそお友達のドライバーを雇っていたのでは?

 

もう、わけがわかりません...。

 

安全の確保は旅行者の最優先事項です。

冷たいようですが、運転のみならず色々な意味で危なっかしいガイドが一人で現れた時点で、私は夜の部の観光案内を辞退しなかったことを後悔し始めていました。

 

何故ならば、プージャは翌日の早朝5時半にもありましたし、ホテルから仏歯寺までは歩いて往復出来る距離です。デートでもあるまいし、暗くなってからのガイドとの2人だけの行動は避けたかったのが本音ですが...。

 

一度車に乗ってしまったものは、仕方がありません。ええい、南無三!ガイドの危険運転で、仏歯寺に到着。

 

入り口で靴を脱いで預けるのは、ダンブッラの石窟寺院と同じでした。途中の屋台で、お供えにするお花を買ってお寺の本堂へ。

 

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左手前の小さなお花がたくさん載ったカゴを獲得

 

プージャにはまだ少し早かったので、本堂の上にある博物館を見学しました。昔のものが色々とありました。仏歯を収めた仏舎利のレプリカも展示されていました。

 

セレモニー10分前。

本堂には数千人の信徒さんと観光客が集まっていました。大音量の太鼓と喇叭の演奏に合わせて、お釈迦様の歯が入った器が運びこまれてくると、熱気も最高潮。

 

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スリランカ人がお寺に行くときは、白い服を着るそうです。本堂の中は、白い服の人でいっぱい!

 

鳴り止まない音楽。演奏は下層カーストの男性の仕事と決まっているようです。

現代もそうなのかしら。カーストがゆるく存在すると聞きましたが...。

 

一連のご供養の後、ご開帳スタート。

といっても、現物は見られません。人の流れに乗って、人をグイグイかき分けて厚かましさ全開でゆっくりと歩きつつ、お釈迦様の歯が入った仏舎利厨子を、一瞬拝めました。

 

お釈迦様が教えを説いた口に生えていたという、尊い歯。国家権力の象徴でもあるので、まさに国宝。

近くを通るだけで軽くめまいを感じました。あたりいちめんに、信徒さんのエネルギーが渦巻いているのを感じました。

 

プージャが終わって本堂から出ると、外はすでに夜夜の帳が下りていました。

 

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お寺のライトアップが幻想的でした。

 

20:00
夕食は、ローカルの食堂でコトゥというスリランカ料理をご馳走になりました。

 

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焼きそばを細かく切ったようなお料理です。初めて食べましたり香ばしくて美味しい。

 

あとはエッグホッパー。

ドーム状のクレープの真ん中に目玉焼きが乗った、楽しいスナックです。都内のスリランカ料理店では1つ1,000円ですが、現地では100円しないくらい。

ナンのようにむしって、カレー味のスープをつけて食べるのが美味しかったです。

 

ガイドに教わって、スリランカ式のコトゥの手づかみの食事にも挑戦してみました。周りを観たらローカルの人はハッポー以外のお料理は、当然のようにシルバーウェアを使ってお食事をしていました。

かと言って、私が奇異な目で見られることもないので、こちらでの手づかみは、日本で言うとお寿司をつまんで食べる程度の感覚に近いかなと思いました。

私自身は、シルバーウェアやお箸を使う方が、食べやすいし清潔だと思います。

 

キャンディは、スリランカで初めて歩いた都会でした。夜遅くまでお開いているお店もたくさんあって、夜遊びを楽しむ人が出歩いていました。

 

KCC、キャンディ・シティ・センターというショッピング・モールも開いていました。中をみたところ、これ見よがしに日本アピールをする雑貨店を発見。その名はMINISOU。ありますねぇ、実際に都内にも店舗を見かけましたが...スリランカの皆さん、騙されてはいけません!これは企画・製造を中国で行なっている企業が、日本国内に法人を設立しただけのなんちゃって日本企業ですから。

 

KCC全体をざっと見ての感想ですが、旅行者向けなのか、キャンディの所得水準が高いのか、ショッピング・モールで売られている品物は、デフレ真っ盛りの日本と大差ない値段だと感じました。

 

テントの中で商いをしている昔ながらの市場だと何もかもが驚くほど安いので、ショッピング・モールでのお買い物がを楽しめる消費者は、スリランカの中でも相当豊かな層かもしれません。もしくは、ウィンドーショッピングをしにきているのか。

 

ホテルへの帰り道。

街灯が少ないので真っ暗な夜道、さらに危険度を増したガイドの運転でホテルへ。


22:00
ホテルに到着。

無事に部屋に戻れたことに感謝しました。

 

なんだかフラストレーションがたまる...振り返って考えると、日中の明るい時間帯ですらここ数日は自由行動のチャンスが全くありません。

ツアーとはそういうものですし、わかっていて手配をお願いしたにも関わらず、これでは息が詰まります。

それに、ガイドが私との間にケミストリーが働くことを期待しての言動も、とても怖い

 

ツアーはあと2日も続きます。

心配です。

 

明日は熟練のドライバーが戻ってきてくれますように。