太陽の鍵

オカルト愛好家による、書き散らし。

スリランカ・アーユルヴェーダの旅 5日目 (ツアー4日目、最終日!)

スリランカには、Adams Peakという山があります。

一生に一度は登って、ご来光を拝みたいという富士山のような山だとか。

 

そんなAdams Peakのミニチュア版が、エッラにありました。その名はLittle Adams Peak。これが最後のトレッキング(ハイキング?)です。

 

例によって、食事の予定が全く謎なので朝食で過剰なまでのエネルギーを補給。

 

8:00

スリランカでは、レストランに入ってからお料理が出てくるまで時間がかかるお店が沢山ありました。  このホテル内のレストランも同様で、最初にコーヒーまたは紅茶を出していただいたあとに、お食事が出てくるまでだいぶ間が空きます。

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こちらのホテルでは、本物の牛乳を使ったミルクティーを出してくれました。ポットが2つ。紅茶の他に、ホットミルクもポットに入って登場しました。面白い...。

 

のんびりと飲みながら、キッチンのシェフたちがさらにのんびりと働く様子を見ていました。 朝食はセットメニューで、着席すると決まったものを出していただけるようです。

 

お料理が出てくるペースは例によってゆっくりでした。いったいどのようなオペレーションになっているのでしょう?シェフにお願いして、キッチンを見学させていただきました。

 

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若いシェフ。

3種類のカレーのベースが仕込んでありました。注文が入ると、その都度野菜を切って、カレーベースと合わせストーブで調理していました。

ふむふむ。仕込みのプロセスは最低限なのですね。


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フルーツも、その都度カット。

 

ベテランのシェフは、仕込をしていない焼き物担当て、注文を受けてから(宿泊込みの朝食はセットメニューの一種類だけなので、厳密にはお客様が着席してお茶を飲み始めてから)クレープの生地を作る、焼く、盛り付ける。卵を割る、混ぜる、焼く、盛り付ける、という工程を踏んでいました。

 

ダンブッラのホテルに泊まった時も、朝食にお願いしたオムレツか焼きあがるまでに時間がかかっていましたが、こうした丁寧な作業の結果だったのでしょう。

 

アーユルヴェーダの考えでは、電子レンジ加熱や冷凍した食べ物からは生命力が抜けているので、作り置きをせずに新鮮な材料を必要なだけ調理するスリランカ式のスローフードは、とても理にかなった健康的な食事です。

忙しい日本人にとっては、とても贅沢なものでした。

 

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3種類のカレー!


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一人分にしては大量だと思ったら、大皿から食べる分だけ取り分けるシステムでした。当たり前か。

それでも、残った分は捨ててしまうので勿体ない話です。

 

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クレープやライスにカレー味のあれこれをつけて食べるのが基本形。

宗教上の理由だとは思いますが、特に注意書きがない限りお肉やお魚が入っていないものが出てくるので、ベジタリアンの方には天国のような環境です。


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さらに、ふわふわのオムレツが乗った軽めのエッグ・ベネディクトのようなトーストまで登場。

たまごと乳製品は食べているので、スリランカ料理は、ラクト・オボ・ベジタリアンがメインですね。

 

9:00

ホテルをチェックアウトして、Little Adams Peakへ。


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かわいいスリー・ウィラー、欲しくなりました。

いくらぐらいでしょう。日本だとミニカー扱いになるのかな。

 

9:30

リトル・アダムズ・ピークに到着。

アタック開始。途中までは緩い上り坂。

最後の15分くらいは、整備された階段をトコトコ登って行くだけの楽々コースでした。

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10:00

登頂。ここにもお釈迦様がいらっしゃいました。

南方仏教なので、スリランカの仏像はお釈迦様だけです。
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山の上のお釈迦様にご挨拶。

連なった山の尾根に沿って歩けるコースもあったので、さらにトレイルをしたい健脚さんも楽しめます。遊覧ヘリコプターも飛んでいました。

 

一連のトレッキングの間、ガイドは常に私の荷物を持ってくれていたので、上り坂では助かりました。その後、話の流れで私になぜかフランス人の恋人がいると勘違いしたガイドは、二度と荷物を持ってくれることはありませんでした。

別に良いんです。

 

13:00

ヌワラエリア着。国立公園で降ろしてもらいました。

ガイド&ドライバーにお昼を食べていただかないといけないので、お二人が休憩する間に私も自由行動。

 

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霧が幻想的。

 

夏でも涼しいヌワラエリア。雨が降ると寒さを凌げないので、イギリス風のレストランに突入。

お昼ご飯の時間だったので、私も結局食べる!

 

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フィッシュ&チップス。早く出て来て助かりました。

淡白な白身魚に、ふわふわの衣、タルタルソース。

 

14:00

ガイド&ドライバーと合流。

ゲストハウスに戻る途中にある、カジュガマ(カシューナッツ村)という、カシューナッツの直売所がたくさんある村に向けて出発。

 

17:00

カジュガマに到着。


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寂れた街道沿いに、カシューナッツの屋台が並んでるいました。お店ごとにナッツのクオリティや味付けが違うのかしら?

屋台の中から女性が手を振って、車で通り過ぎる人々にアピールしていました。激戦区なので、商売も大変ですね。

ドライバーが提携しているお店へ。一度食べてみたかった生のカシューナッツを試食してみました。なんでしょうこれは?フワフワしてして、味も歯ごたえもありません!ローストした方が身が締まって香ばしさも出て、美味しいです。

 

大袋と小袋の2サイズがありました。夕方だったのですぐに買えるパッケージは並んでいませんでしたが、注文するとお店のおばあさんが奥に入って、すぐにローストしてくれました。こんなに焼きたてのカシューナッツを食べたもの始めて。

1キロで2,000円くらい。これでも安い方だそうで、カシュースリランカでも高級品なナッツだったのです。日本だと、インド料理食材店でほとんど同じ価格帯のカシューナッツを勝てますが、割れていたり粒が小さかったりでクオリティは断然、カジュガマのカシューの方が上です。

 

18:00

道路が渋滞してきたので、ドライブイン・カフェで一休み。

 

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ガランとしたスペース。この退廃的な雰囲気がたまらないんです。

 

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食べてばっかり。コーヒーと菓子パン。

やはりというか、スリランカは紅茶の方が美味しいですよ。

コーヒーはインスタントを薄く作ったものでした。お砂糖が入ったものを出していただきました。

スリランカでは、日本料理と違って食事に砂糖を全く使わないのですか、お菓子やお茶はびっくりするほど甘い物が多く、クロワッサン型には形成した菓子パンは表面にびっしりとザラメがコーティングしてありました。ほとんどお砂糖を食べているみたい。

 

19:45

ゲストハウスに戻ってきました。

ガイドとドライバーは、キャンディーへとんぼ返りするので、私を下ろしてアノーシャさんと二言三言話すと、すぐに走り去って行きました。

何事もなく無事に戻ってこられて良かった。


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これから一週間過ごす、私の部屋。

大きなベッド、蚊帳、大きな窓!

 

20:00

わたしが戻ってくるまで待っていてくれた他のゲストと共に、夕ご飯。

アノーシャさんのお母さんが作ってくれたお料理は、ホッとする家庭の味でした。

 

こうして盛りだくさんの3泊4日のスリランカ国内ツアーは終わり、次の日からはいよいよアーユルヴェーダ・トリートメントの開始。

 

楽しみです。