太陽の鍵

オカルト愛好家による、書き散らし。

不健康なので治験は中止になってしまいました

サプリメントを規定量の数倍飲む治験に協力していました。

 

スクリーニングを通過して、治験開始1日目。

クリニックへ。

ブリーフィングで、たくさんの試験グッズが支給されました。

定量の4倍ものサプリメントを1ヶ月飲みます。その結果として、影響があったと思しき体調の変化や、体調を毎日ジャーナルに記入して、二週間ごとに簡単な健康診断と医師の診察を受けるとの説明。

 

次に、健康診断。

今回の診断で私の健康状態にグレーゾーンの判定が出てしまいました。

初回のスクリーニングでは健康状態に問題はなかったのですが、今回初めて血圧が怪しい。

安静を取ってから計り直しても、短時間のうちに何度もバラバラの異常値が出ました。総じて高血圧。

 

下が正常で上が高血圧。

下が高血圧で上が正常。

 

この繰り返しで全く正常値が出ないのて、医師の診察の結果、私の治験参加は中止。

 

当然ですね。治験の最中に体を壊して訴訟でも起こされたらたまったものではありませんから、被験者はごくごく標準体の健康な人しか選ばれません。

そして、治験の参加条件として「有効な健康保険証をお持ちの方」というものがありました。

治験の結果、不具合が出た場合は、治験を実施しているクリニックでは責任は持ちませんので、一般の医療機関で治療を受けてください、ということです。

 

医師との面談で聞いた話です。

血圧を上げてしまう原因のうち、もっとも大きなものは睡眠不足。

たしかに、前日も大して眠っていない。

おまけに変なものも食べてしまった。一年に一度食べるかどうかの、しかもこってりラーメン。

この影響があるのだろうと考えますが、健康維持のためには普段からの管理が大切。

 

これを機に生活を見つめなおします。

 

健康は一番の投資ですから。

 

浅草・珈琲ロイヤルのモーニング

月に一度、浅草に来てお参りをしています。

 

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人払いをしたように、どなたも居ない中通り

こんなに閑散とした景色は初めて見ました。

 

浅草寺からすぐの場所にある、有名店「珈琲ロイヤル」でモーニングを。

 

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珈琲は自家焙煎で、豆を買うことも出来ます。

 

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Aセット。

厚切りのトーストが夢のような美味しさ。

 

開店当初はとてもモダンなお店だったと思うのですが、現代では至ってレトロ。時代に迎合せずに、世界観を大切にした昭和の純喫茶。

常連のお客様や外国人観光客まで、色々な方が寛いでいました。

 

ジャズピアノのBGMが流れていて、とても落ち着きます。

外のあいにくの冷たい雨でしたが、店内は温かく、いつまでも落ち着いて座っていたい空間でした。 

 

ラスポテトを探して ーRAS★SUPER FRIESー

ラスポテトがいつのまにか復活していたようです。

 

ご存じないヤングのために説明すると、ラスポテトとは昭和50年代まで一般的に販売されていたフライドポテトの一種です。

マッシュド・ポテトの素のような乾燥ポテト粉末を水で練り、ところてんの要領で押し出すマシン(手動のこともあれば、電動のこともある)で細長く形成して香ばしく揚げた、オランダ生まれのフライドポテト。

表面はクリスピーなのに中はほっくり。ほのかな塩味とジャガイモの甘みがあって、最高の美味しさ。

 

ところが昭和50年代も終わろうかというある日、ラスポテトは突然わたしの前から消えました。

 

平成の世になり(それもあと数ヶ月で終わるね)、大人になってから懐かしのラスポテトと再開を果たすことがあっても、そのロケーションは東名厚木の上りSAや(改装後は販売をやめたようです)、海ほたるPA、動物園の売店等、日常的にアクセスしないスポットばかり。

私の中ではお出かけの際に運良く遭遇できたら、特別イベントとして食べるスナックという扱いにまで昇格していました。

 

そんな話を、昭和レトロマニアのオッサンにしたところ... 

 

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これは!

 

なんと、懐かしのラスポテトをしかも明治スピンととセットにして買ってきてくれたのです!

 

冷蔵庫で一晩置いていたものをオーブントースターで温め直しで食べました。

まさに、ノスタルジーの味!

 

オッサンによると、ラス★ポテトは現在も、ベイシアというスーパーのフードコートで販売されているということでした。

https://www.beisia.co.jp

 

Googleで調べたところ、ラス・スーパーフライという食品専門商社が、ラス★ポテトの素を独占販売していることがわかりました。

http://www.rassuper.com/

 

自分で作ってみたい熱心な愛好家のためには、ネット通販の楽天市場Amazonで、原料のポテトの素や、形成用マッシャーを取り寄せることもできます。

https://item.rakuten.co.jp/gourtairiku/10000027/

 

このキットがあれば、いつでもお家でラス★ポテトを楽しめますね。

 

憧れのラス★ポテトの食べ放題も夢ではなくなりました。

 

私もやりたいので、ワンセット獲得したいのですが、一度で飽きてしまいそうなので、踏みとどまっています。

 

 願わくば、近所にベイシアが出店せむことを。

 

スリランカ・アーユルヴェーダの旅 1週間の治療メニュー

アーユルヴェーダの治療プロセスは、

1.前処置

2. 解毒

3.栄養補給

の三段階だそうです。

 

私の治療は一週間という短いものでした。

治療内容としては駆け足ですが、その中でどのような治療メニューが組まれたのか、振り返ってみます。

 

1日目

初診。バータ、ピッタ、カパの3種類にドーシャのバランスを見て治療内容を決めますが、私のドーシャが混ざり合って診断不能な状態だったため、ひとまず今強く出ているドーシャを抑えてバランスを取る治療となりました。

 

1. ヘッドマッサージ

2. フェイスマッサージ

3. アビヤンガ(体にオイルを擦り込む)

4. スベダナ(かまぼこ型のサウナに横たわりハーブのスチームを浴びる)

5. 腎臓と肝臓の解毒を助ける黒い丸薬が四日分出ました。

 

2日目〜6日目

特に困ったことはなかったので、先生の診断はなし。

日本ではなかなかチャンスがないシロダーラを受けました。  

 

1. シロダーラ

2. ヘッドマッサージ

3. フェイスマッサージ

4. アビヤンガ

 

一度に1リッターものオイルを温めて使うシロダーラ。額に落ちる沢山のオイルが、なんともくすぐったい贅沢でした。

シーロダーラの期間中は激しい運動は禁止。また、食事も消化の良いベジタリアンミールになるので、どこか(スーパーマーケットなど)に短時間の寄り道をする以外は、ゲストハウスとクリニックの往復でした。

 

6日目は、日本に帰国後に飲み続け処方してもらうお薬をリンク・ナチュラル社にオーダーしていただきました。

 

7日目

1. ハーブボールマッサージ(ハーブを包んだガーゼを煮込んで加熱したものを体に押し当てる)

2. ヘッドマッサージ

3. フェイスマッサージ

4. アビヤンガ

 

最後に先生の診察。

結局、私のドーシャは最後まで診断不能でした。そんなことが...。

わからなければわらないなりに、その時に乱れているドーシャをバランスさせる措置を都度取れば良いとのことです。

 

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6日目に注文しておいた薬が届いていたので、受け取ってクリニックを後にしました。

3ヶ月分の飲み薬、フェイスクリーム、オイル2本で1,500円くらい。

スリランカだと安心価格なので、日本でも継続してアーユルヴェーダのオイルトリートメントやお薬を続けたい方には、ぜひおススメします。

 

スリランカ・アーユルヴェーダの旅 ピリヤマニの療養生活

スリランカに来たメインの目的は、アーユルヴェーダ

 

南インドで生まれたアーユルヴェーダは、スリランカに伝わり現代でも現地の方々は、アーユルヴェーダに即した生活様式を大切にしていました。

満月の日はポヤテーという祝日で、白い服を来てお寺に行きます。満月の影響で人のバイオリズムが狂ってしまい、心身ともに不安定になるので無理に働かない、というのがその理由だそうです。

(お店もクローズになってしまうので、旅行者は月齢に注意する必要があります。)

 

私がお世話になったピリヤマニ・ゲストハウスでも、アーユルヴェーダの教えに乗っ取った健康的な食事と環境で過ごすことが出来ます。

 

肝心の治療も、提携のアーユルヴェーダ・クリニックでドクターの診断の元、トリートメントを受けることが出来るので安心です。

 

ゲストハウスの立地はコロンボの空港から車で20分くらいの村の中。クリニックは、そこから車で1時間ほどの街ガンパハ市内です。

 

ゲストハウス滞在中は療養のため、原則として午前中にトリートメント、午後または夕方にアクティビティという規則的な生活を送っていました。

 

7:00 朝食

ゲストみんなでテラスのテーブルへ。

アノーシャさんのお母さんの手作りご飯をいただきました。

パン、赤米、白米のいずれかの主食と、3種類のおかず、そしてライス・ミルクというミロからココア味を抜いたような栄養補助食品の粉末を入れた甘いミルク・ティーがらいつものメニュー。

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8:00 クリニックに出発

アノーシャさんの義理の弟さんが運転する自家用車で、ガンパハにあるクリニックへ移動します。

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送迎していただけるので安心。

 

9:00 クリニックに到着

初日と最終日の患者は、ヒマーリ先生の診察を受けました。私の治療期間が一週間だったので、先生との面談はこの2回でしたが、長期療養の方は、面談の回数がもっと多いのかもしれません。

 

9:30 治療

セラピストにバトンタッチして、トリートメント・ルームへ。

治療室が4つ、在籍セラピストも4名でその日の予約に応じて出勤してくるので、待ち時間はほとんどありません。

 

11:30 休憩

トリートメント後の一休み。意外と体力を使うようです。

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セラピストに甘くないストレートの紅茶と、ピリリと辛いジンジャークッキーを出していただけるので、しばし休憩。

初日は、この時に4日分の飲み薬を受け取り飲み方の指導を受けました。わからなければ、アーユルヴェーダ医学生でもあるアノーシャさんに確認すると、すぐに教えてくれます。

 

12:00 ゲストハウスへ出発

午後にアクティビティの予定がなければ、弟さんの運転で、ゲストハウスに戻ります。

 

13:00 ゲストハウスに到着。

シャワーを浴びても良いのですが、オイルを流してしまうと勿体無いのでしばしオイルまみれで過ごしました。

 

13:30 昼食

食事はいつもこちらのテラスで。

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主食と、おかずとフルーツ。野菜中心でとても健康的な食事です。

動物性タンパク質は、鶏肉やお魚を少し。

物足りない場合は、食事の質は変えられなくても、お願いすれば量は増やしていただけると思います。

 

14:30 自由時間

めいめい好きな過ごし方。

私は気温が下がってから、他のゲストと村の中を探検して歩きました。

 

16:00 ティータイム

お茶とお菓子を運んでいただけました。

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 スリランカの伝統菓子と紅茶でブレイク。

 

17:00 お母さんのお料理教室

お料理教室の会場は、お母さんの家のキッチンです。基本は見学で、たまに手を動かす作業をやらせていただきました。

 

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働き者のお母さんが、健康料理を準備中。

 

19:00 夕食

主食とおかず4種類、フルーツの手作りご飯。

滞在中、夜のアクティビティがあった日だけは外食でした。

 

食後はゲストかテラスに集まっておしゃべりをしたり、のんびりとした時間。

 

あとは好きな時間にシャワーを浴びて、寝るだけ。

 

ゲストハウスの中はWi-fiが飛んでいるので、スマートフォンやパソコンも使えました。

徹底している治療施設では、チェックインした後にあらゆるデバイスを預けてデジタル・デトックスを進めるそうです。

 

総じて、ピリヤマニ・ゲストハウスでは規則的な生活を送ってはいましたが、厳しいパンチャカルマ(本格的な解毒をさせるためのアーユルヴェーダ治療)を実践しているアーユルヴェーダ・ホテルに比べると、自由度が高いと思いました。

 

宿泊費も、私が滞在していた2018年は、一泊あたり8,500円くらい。この中には、三食とお茶、アーユルヴェーダのトリートメントとクリニックの送迎付が含まれていました。

 

キャンペーンなどで宿泊費が変わってお得に泊まれることもあるので、ピリヤマニ・ゲストハウスのホームページを是非、ご確認ください。

 

http://www.hghg.jp/hotelpriyamani/

 

アーユルヴェーダを受けるだけではなく、スリランカ政府公認のアーユルヴェーダ・セラピストの資格が取れるパッケージもあります。私の滞在期間中は、日本のほかにイタリアから勉強に来ている方もいらっしゃいました。本場で勉強をしたい方にもおすすめします。

スリランカ政府公認のセラピストは、国内のクリニックだけではなく、世界中のリゾートホテルでも活躍しているそうです。

 

働く場所が限定されないので、海外で生活してみたい方はセラピストという働き方もできますね。

そのきっかけを作るのに、アーユルヴェーダ・セラピストという職業は役立つかもしれませんね。

スリランカ・アーユルヴェーダの旅 5日目 (ツアー4日目、最終日!)

スリランカには、Adams Peakという山があります。

一生に一度は登って、ご来光を拝みたいという富士山のような山だとか。

 

そんなAdams Peakのミニチュア版が、エッラにありました。その名はLittle Adams Peak。これが最後のトレッキング(ハイキング?)です。

 

例によって、食事の予定が全く謎なので朝食で過剰なまでのエネルギーを補給。

 

8:00

スリランカでは、レストランに入ってからお料理が出てくるまで時間がかかるお店が沢山ありました。  このホテル内のレストランも同様で、最初にコーヒーまたは紅茶を出していただいたあとに、お食事が出てくるまでだいぶ間が空きます。

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こちらのホテルでは、本物の牛乳を使ったミルクティーを出してくれました。ポットが2つ。紅茶の他に、ホットミルクもポットに入って登場しました。面白い...。

 

のんびりと飲みながら、キッチンのシェフたちがさらにのんびりと働く様子を見ていました。 朝食はセットメニューで、着席すると決まったものを出していただけるようです。

 

お料理が出てくるペースは例によってゆっくりでした。いったいどのようなオペレーションになっているのでしょう?シェフにお願いして、キッチンを見学させていただきました。

 

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若いシェフ。

3種類のカレーのベースが仕込んでありました。注文が入ると、その都度野菜を切って、カレーベースと合わせストーブで調理していました。

ふむふむ。仕込みのプロセスは最低限なのですね。


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フルーツも、その都度カット。

 

ベテランのシェフは、仕込をしていない焼き物担当て、注文を受けてから(宿泊込みの朝食はセットメニューの一種類だけなので、厳密にはお客様が着席してお茶を飲み始めてから)クレープの生地を作る、焼く、盛り付ける。卵を割る、混ぜる、焼く、盛り付ける、という工程を踏んでいました。

 

ダンブッラのホテルに泊まった時も、朝食にお願いしたオムレツか焼きあがるまでに時間がかかっていましたが、こうした丁寧な作業の結果だったのでしょう。

 

アーユルヴェーダの考えでは、電子レンジ加熱や冷凍した食べ物からは生命力が抜けているので、作り置きをせずに新鮮な材料を必要なだけ調理するスリランカ式のスローフードは、とても理にかなった健康的な食事です。

忙しい日本人にとっては、とても贅沢なものでした。

 

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3種類のカレー!


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一人分にしては大量だと思ったら、大皿から食べる分だけ取り分けるシステムでした。当たり前か。

それでも、残った分は捨ててしまうので勿体ない話です。

 

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クレープやライスにカレー味のあれこれをつけて食べるのが基本形。

宗教上の理由だとは思いますが、特に注意書きがない限りお肉やお魚が入っていないものが出てくるので、ベジタリアンの方には天国のような環境です。


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さらに、ふわふわのオムレツが乗った軽めのエッグ・ベネディクトのようなトーストまで登場。

たまごと乳製品は食べているので、スリランカ料理は、ラクト・オボ・ベジタリアンがメインですね。

 

9:00

ホテルをチェックアウトして、Little Adams Peakへ。


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かわいいスリー・ウィラー、欲しくなりました。

いくらぐらいでしょう。日本だとミニカー扱いになるのかな。

 

9:30

リトル・アダムズ・ピークに到着。

アタック開始。途中までは緩い上り坂。

最後の15分くらいは、整備された階段をトコトコ登って行くだけの楽々コースでした。

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10:00

登頂。ここにもお釈迦様がいらっしゃいました。

南方仏教なので、スリランカの仏像はお釈迦様だけです。
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山の上のお釈迦様にご挨拶。

連なった山の尾根に沿って歩けるコースもあったので、さらにトレイルをしたい健脚さんも楽しめます。遊覧ヘリコプターも飛んでいました。

 

一連のトレッキングの間、ガイドは常に私の荷物を持ってくれていたので、上り坂では助かりました。その後、話の流れで私になぜかフランス人の恋人がいると勘違いしたガイドは、二度と荷物を持ってくれることはありませんでした。

別に良いんです。

 

13:00

ヌワラエリア着。国立公園で降ろしてもらいました。

ガイド&ドライバーにお昼を食べていただかないといけないので、お二人が休憩する間に私も自由行動。

 

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霧が幻想的。

 

夏でも涼しいヌワラエリア。雨が降ると寒さを凌げないので、イギリス風のレストランに突入。

お昼ご飯の時間だったので、私も結局食べる!

 

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フィッシュ&チップス。早く出て来て助かりました。

淡白な白身魚に、ふわふわの衣、タルタルソース。

 

14:00

ガイド&ドライバーと合流。

ゲストハウスに戻る途中にある、カジュガマ(カシューナッツ村)という、カシューナッツの直売所がたくさんある村に向けて出発。

 

17:00

カジュガマに到着。


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寂れた街道沿いに、カシューナッツの屋台が並んでるいました。お店ごとにナッツのクオリティや味付けが違うのかしら?

屋台の中から女性が手を振って、車で通り過ぎる人々にアピールしていました。激戦区なので、商売も大変ですね。

ドライバーが提携しているお店へ。一度食べてみたかった生のカシューナッツを試食してみました。なんでしょうこれは?フワフワしてして、味も歯ごたえもありません!ローストした方が身が締まって香ばしさも出て、美味しいです。

 

大袋と小袋の2サイズがありました。夕方だったのですぐに買えるパッケージは並んでいませんでしたが、注文するとお店のおばあさんが奥に入って、すぐにローストしてくれました。こんなに焼きたてのカシューナッツを食べたもの始めて。

1キロで2,000円くらい。これでも安い方だそうで、カシュースリランカでも高級品なナッツだったのです。日本だと、インド料理食材店でほとんど同じ価格帯のカシューナッツを勝てますが、割れていたり粒が小さかったりでクオリティは断然、カジュガマのカシューの方が上です。

 

18:00

道路が渋滞してきたので、ドライブイン・カフェで一休み。

 

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ガランとしたスペース。この退廃的な雰囲気がたまらないんです。

 

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食べてばっかり。コーヒーと菓子パン。

やはりというか、スリランカは紅茶の方が美味しいですよ。

コーヒーはインスタントを薄く作ったものでした。お砂糖が入ったものを出していただきました。

スリランカでは、日本料理と違って食事に砂糖を全く使わないのですか、お菓子やお茶はびっくりするほど甘い物が多く、クロワッサン型には形成した菓子パンは表面にびっしりとザラメがコーティングしてありました。ほとんどお砂糖を食べているみたい。

 

19:45

ゲストハウスに戻ってきました。

ガイドとドライバーは、キャンディーへとんぼ返りするので、私を下ろしてアノーシャさんと二言三言話すと、すぐに走り去って行きました。

何事もなく無事に戻ってこられて良かった。


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これから一週間過ごす、私の部屋。

大きなベッド、蚊帳、大きな窓!

 

20:00

わたしが戻ってくるまで待っていてくれた他のゲストと共に、夕ご飯。

アノーシャさんのお母さんが作ってくれたお料理は、ホッとする家庭の味でした。

 

こうして盛りだくさんの3泊4日のスリランカ国内ツアーは終わり、次の日からはいよいよアーユルヴェーダ・トリートメントの開始。

 

楽しみです。

スリランカ・アーユルヴェーダの旅 4日目(ツアー3日目)

朝が来ました。

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南国の朝は、草と雨の香りがしてとても安らぎます。


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どうか今日、安全に心穏やかに過ごせますように。

 

8:00

朝ごはん。

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お昼ご飯がいつなのか、どうなるのからわからないので、結構必死で食べました。洋食がメインで、スリランカの伝統食と中華風をめざしている様子のお粥もありました。中国人のお客様が多かったので、タイミングによっては中国風のメニューも出ているのかもしれません。

 

9:00

ガイド登場。スリーウィラーに乗りこみ、街中の駐車場に移動してスーツケースなどの荷物を入れて身軽になってから、キャンディ市内見学へ出発。f:id:la-cle-du-soleil:20190226082757j:image

インド製のオート三輪て風を切って進む。


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スリランカでは伝統的にロングスカートを着ている女性が多い中、都会のキャンディーではパンツ姿のお嬢さんもちらほら。

スタイル抜群でうらやましい! 


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こちらは伝統市場のキャンディマーケット。色とりどりのフルーツがとても美味しそう。

 

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カードという、ヤギのミルクで作ったヨーグルト。大きな素焼きの器に入って売られています。

食べ終わったら、器を再利用できます。お料理用の鍋や食器、植木鉢に。いらなくなれば、庭に放り出して土に還るのも待つだけという、エコ素材容器です。


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バナナの種類が豊富なお店で、2種類のバナナを食べ比べ。なんだか酸味が強く日本で食べるバナナとはだいぶ味覚が違いました。

色や大きさな違うバナナが10種類くらい売られているので、バナナ好きの方はあれこれと楽しめそう。

 

市場を後にしたらガイドブックでも紹介されているアーユルヴェーダ薬局ボワッテでお買い物。

本格的なアーユルヴェーダのオイルや飲み薬は、日本の処方薬と同様の扱いで、買うときにはアーユルヴェーダドクターの処方箋が必要。旅行者が買えるのは化粧品程度です。

 

手ぶらで来てしまった私は、シワ取りクリームを買いました。

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サンダルウッドのエッセンシャルが配合されています。気になる部分に塗れば、ほら!顔じゅうお寺の香り。

 

薬局の後、ガイドは途中のベーカリーでお昼ご飯用のお惣菜パンを買っていました。

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池袋のタカセを彷彿とさせる、レトロさが可愛いベーカリー。お店の人に注文して袋詰めにしてもらう、ヨーロピアン・スタイルで販売。

 

10:00

家で休んでいたドライバーとの合流地点まで、ガイドの運転で移動しました。

「キャンディで運転出来るなら、世界中どこへ行っても運転出来るって言うんだ。ほら、危ない!だから僕はゆっくくりしか走らないよ。」というフレーズを繰り返し叫んでいました。

運転が下手だと思われたくなくて、必死だったのかな...。

 

ドライバーに運転をバトンタッチしてから、やっと大人しくなりました。やれやれ。

ようやく心穏やかに、紅茶の産地ヌワラエリアへ出発。

 

11:30

茶畑の出現とともに、加温が下がってきました。

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山間の茶畑では、カゴを背負った女性たちがせっせとお茶を摘んでいました。

 

12:00

観光バス御用達のブルー・フィールド・ティー・ファクトリーへ到着。

工場の規模としては小さいのですが、人が集まるとサリーを着た案内係のお姉さんが、解説付きの工場見学に随時、連れて行ってくだいます。

ディズニー・プリンセスのような話し方がキュートな女性でした。

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人の手を使ったマニュアル作業がたくさん。日本であれば、ほとんど機械化されている作業も、豊富なマンパワーで対応していました。

 

工場見学の音は、ビジターセンターのティーコーナーへ。

色々な紅茶が、200円くらいで飲めます。

ガイドがミルクティーをオーダーして、しばしのブレイク。とても感動的な香りと味だったので、同じ茶葉を買おうと思ってどの茶葉のミルクティーなのか、ガイドに確認したところ、一言。

“Strong tea. ” それ以上のことはわからないし、従業員に聞こうともしていませんでした。

数年間の出稼ぎ期間中にコーヒー愛好家になったので、紅茶には興味が無いそうでした。

浅い...。

観光ガイドには外国語のスキル以上に、自分の国の歴史に対するニュートラルな知識、食文化を含むカルチャーへ造詣を持っていていただきたいものです。

 

茶葉の種類は、ウェイトレスのお姉さんに直接確認しました。

 

彼らの大半は、タミル人。

スリランカ内戦の原因となったのは、マジョリティのシンハラ人と、紅茶農園の労働者としてインドから連れて来られたタミル人の対立です。内戦が終わっても未だに民族間の怨恨はあるのか...。

私が観察したところ、どうもシンハラ人のガイドは紅茶農園の末端の労働者として働いているタミル人とは、コミュニケーションを取りたくないといった様子でした。

哀しいですね。私から見れば、どちらもスリランカ人です。

 

売店ではティーコーナーで飲んだものと同じ茶葉を買いました。2キロ買っても2,000円くらい。

この中には、ドライバーに対するコミッションが入っています。途上国を旅行するとよく出くわすシステムなので解ってはいますが、お買い物を終えた顧客にドライバーを呼ばせて、私の目の前でキャッシュの払い戻しをするのは、粋ではないなあ。

 

14:00

ナヌオヤ駅。

ここで二手に別れました。私は列車、ガイドとドライバーは、荷物を積んだ車で次の目的地、エッラへ。

 

列車は3時なのに、何故こんな時間に駅に来たのでしょう?

「僕とドライバーがエッラで泊まるホテルが手配できていないから、探すために、一刻も早くエッラに到着したいから。」という、なんとも言えない理由をヘラヘラと笑いながら話すガイド。

 

え、え〜っ!

 

これを食べてと、朝買った惣菜パンを渡されたのが遅いお昼ご飯になりました。カレー味のかまぼこが入ったおやきのようなパンをもそもそ食べながら、列車を待ちました。

 

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予定では3時出発のはずが...。


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待てど暮らせど、列車は来ません。

のんびり過ごすにはもってこいの駅ですが、夏でも寒いので体が冷えました。

 

一ヶ月前のプランニングの段階では、ヌワラエリアのシックなホテルでアフタヌーンティーをしたいというリクエストを出していたのに、3時の列車の時間を理由に却下されていました...。

 

この時間があれば、実現出来ていたはずなのに。

てやんでい!

 

16:30

列車が来ました。

車窓からは豊かな大自然と、山間に整列した紅茶のプランテーションの絶景が楽しめました。

車内販売では、昭和の駅弁売りのようにカゴを担いだ販売員が、ワデというスナックや、温かい紅茶を売り歩いていました。昔懐かしいプッシュ式の魔法瓶から湯気を立てた紅茶が紙コップに注がれる様子を見て、思わず一杯、買ってしまいました。

 

山間の線路をのんびりと走る列車からの景色を眺めながら紅茶を飲むと、世界の車窓から気分が盛り上がります。

 

スリランカ国鉄の旅は、窓口まで行かないと切符が買えない大変さはありますが(ガイドに手配してもらいました)、旅情豊かなの思い出になりました。おススメ。

 

18:30

エッラの駅に到着。

出発は遅れていても、到着する頃には帳尻が合っている、スリランカ国鉄

もしも時間通りに列車が来た場合は、終点には予定よりも早く着いてしまうのかしら?不思議です。

 

駅で待っていたドライバーとガイドと合流。

 

ここは最近になって、トレッキングの拠点として欧米の旅行者から注目を集め始めたエリアだそうです。ホテルに向かう途中に欧米人がお食事やお酒を楽しむオープンエアのレストランや、私が頭の中で想像していたインド風のピッピー服や、味わい深い雑貨を売るお店が軒を並べていました。

商品の値付けはツーリストプライスなので、旅先で買って着る服にしては高い。旅に出たら、細かい出費を気にせずに豪快にお金を使って現地調達を楽しめる人向きです。

 

小さなエリアですが、アジアの都市やリゾートの裏道にある歓楽街のような雰囲気に満ちていて、夜遊び好きには楽しめそうなスポットもありました。

物価が上がりつつあるせいか、ホテル代も高騰していて安宿から満室になってしまうため、ガイドとドライバーが予算内で泊まれる場所は、街中にはありませんでした。結局は30分も離れた場所に泊まったそうです。

 

一方、私が泊まったホテルは Ella Bbq Hub。

http://www.9arch.com/9arch_ella/

 

オープンエアのレストランを中心にした開放的な作り。小さいながらも機能的なお部屋。バスルームには、ヒマワリのような巨大なシャワーヘッドからザーザーと水が落ちてくるレイン・シャワーも。

これは女性が喜びそうです。

 

20:00

夕食は、ホテルのラストランでコトゥを再び。

お店によって色々と作りかたが違うのですね。

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チーズのトッピングで覆われたコトゥ

 

次の日は最終日。

リトル・アダムズ・ピークという小さな山のトレッキングが一つあるので、早寝しました。