太陽の鍵

オカルト愛好家による、書き散らし。

スリランカ・アーユルヴェーダの旅 3日目(ツアー2日目 前半)

前日、2回の山登りで体を使っていたせいでよく眠れました。

 

朝。

それほど勢いをつけていたわけでもないのに、ベッドから降りるときに底板が割れて腰が抜けました。
眠っている間に壊れなくてよかった。ケガをしなかったのが何よりです。

 

8:00
朝食。コーヒーまたは紅茶、卵料理、トーストのアメリカンブレックファストに、たっぷりのフルーツ。

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丁寧に焼いたオムレツ…


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余計な甘みが入っていない、昔ながらのあっさりとしたフルーツが新鮮でとても美味しい!


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がらんとした食堂。朝食中に、他の宿泊客に会うことはありませんでした。従業員の子供たちが遊んでいました。この光景、アジアっぽい。

 

 

またしても朝食の時間は30分しかなく、食べることに追われましたがお願いしたオムレツがいつまでも出てきません!ハムとチーズも入れてくださいという、イレギュラーなリクエストをしたせいでしょうか。

 

待っている間に、ガイドからLineが到着。(アノーシャさんのご提案で、ガイドと私の連絡手段としてLineを使っていました。)

やっぱり朝8時半ではなくて、9時半出発にしましょう、とのこと。

寝坊でもしたのかしら。

あるいは時間配分がおかしいことに今日気が付いたのかしら。もしそうなら、昨日の段階ですでに分かっているべきことでした。

 

よ、良くない...。落ち着かないと。

日本人気質の私はあくせくとしすぎなのか、些細な出来事でフラストレーションを感じてしまう。リラックスしないと!

 

9:30
ホテルをチェックアウト。お部屋のベッドが壊れたことはお伝えしましたが、修理代などは特に請求されませんでした…。


シーギリヤまで森の中をしばしのドライブ。ロードサイドを観察していると、ツーリスト・タクシーを雇っている大人な旅行者向けのおしゃれなドライブ・イン・カフェやスパイス・ガーデン(ナチュラル・プロダクトの化粧品などの売店に、小さな植物園が併設されている施設のようです)、バックパッカーがスリー・ウィラー(またの名をトゥクトク、インド製の三輪車タクシー)に乗って泊まりに来るような個人経営の安いゲストハウスなどがありました。シーギリヤ・ロック、世界的に有名な観光地の割に、周辺には大きなホテルがほとんどないのですね。意外でした。

 


10:15
シーギリヤ・ロックの入り口に到着。

ここでアノーシャさんが信頼を寄せるローカルガイドと合流。るるぶにも載っていた方です。周辺には彼のようなローカル・ガイドがたくさんいて、外国語スキルを磨いて各国からやってくる旅行者たちを案内していました。

ガイド料はツアー代金に含まれていたので相場は知りませんが、ローカルガイドの生活は旅行者から支払われる報酬だけが頼りだそうで、ご満足いただけた場合は、どうぞゴニゴニョ($$$)、とおっしゃっていました。こちらのガイドさん、お金をためていつか日本に来ることが夢だそうです。ということは、日本に来たことがなくても、スリランカ国内でこれだけの日本語が話せるようになる、ということなのですね。フランス語ガイドもそうだったけれど、やはり生活がかかると、語学習得の本気度が違います。


しかしこのローカル・ガイド。自力でたくましく行動できる方にとって必要かというと、必ずしもそうではありません。シーギリヤ・ロックは一方通行の階段をのぼるだけですから、迷いようがありません。ところどころでガイドブックに載っていないような説明を日本語で聞いたり、お写真を撮影してもらったりといったベネフィットを受けたい方は、お願いするのも良いアイデアです。

 

シーギリヤ・ロックの入場料は、外国人価格が30ドル(2018年現在)。ちなみに、スリランカ人家庭の平均月収が300ドル前後。

経済的に優位に立つ国から来る旅行者たちは、世界遺産シーギリヤ・ロックを訪れるだけで、この地区の環境保全だけではなく、スリランカの経済援助に協力することができるというわけです。

 

シーギリヤ・ロックは、スタジオ・ジブリのアニメ映画「天空の城ラピュタ」の舞台のモデルになった空中都市だそうです。

空中というだけあって、その街は延々と階段をのぼり続けた終点。このトレッキングが大変だという前評判を聞いていましたが、途中途中に踊り場のように休憩できるスポットがあるので、息切れを感じることもありませんでした。(整備されていない分、ローズクォーツ・マウンテンの方が大変でした。)途中で人が詰まっている箇所もあったので、のんびりと進んで、入場ゲートを通過して2時間ほどで頂上へ到着。


頂上からの眺め。

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壮観です。


風の強い崖っぷちギリギリで、弓のポーズを決めながら記念撮影をしているヨガ愛好家がいました。

命知らずを横目にみながら、下山を開始。


ところどころに見どころがあって解説を聞きながらなので、30分くらいかけて降りてきました。下りは渋滞もないので、あっという間です。


ふもとまで来たら、ローカル・ガイドとはここでお別れです。ガイドに相談したのですが、チップはツアー代に入っているので(仲間うちの、お仕事の回しあいですからね...)私からはお渡ししないでください、ということでした。

 

12:30
ふもとの茶屋に到着。

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こちらのお店では軽食も販売していました。


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ココナッツのシロップが入ったもちもちとした生地のクレープ。滞在中に何度もいただきました。


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さらに、お砂糖たっぷりのキリテ(スリランカ式ミルクティー)をごちそうになりました。

 

物流事情が良くなく、乳製品の保存も難しいことから紅茶にコンデンスミルクを入れていました。どうりで甘い、甘すぎる!

 

朝食でお腹がいっぱいだったので、食べきれないクレープを残していると、いたずらなお猿さんがやってきて、根こそぎ奪って行ってしまいました。

 

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おお、むしろお手伝いをしてくれてありがとう!甘すぎて食べきれなかったので、とても助かります。

 

14:00
日本人マダム御用達のノリタケアウトレットへ。とても分かりづらい場所で、ローカルの人に道を尋ねつつ迷いながら到着。
広大な工場の敷地の一角に、倉庫のようなアウトレット・ショップが併設されています。
プロパー品ではない印として、どの商品も陶器の底にあえてひっかき傷をつけた状態で販売されていました。(使うときには見えません。)

 

アジア諸国のレストランやホテルに卸売りをしているのか、業務用に使いやすそうなシックなデザインがメインでした。家庭でも気軽に使えるカラフルなマグカップがあったので、色違いで6つ購入。合計で4000円くらい。
買ったものは頑丈に梱包していただけるので、持ち運びも安心。心置きなく荷物を増やせるのも、専用車を使った旅行の良いところです。

 

15:00

宝石博物館へ到着。

これは私の希望ではなく、ガイドにお願いされての来店です。
日本語堪能な販売員(Mr.ビーンでおなじみの、ローワン・アトキンソンに似ている)が担当につきました。博物館なのに、販売!!色とりどりの宝石をちりばめた珍しいデザインのネックレスがあると思ったら、開運ジュエリーだそうです。スリランカでは、インド式占星術によって縁起の良い宝石の組み合わせというものが決まっているらしく、希望すれば常駐している提携の占い師に、使うべき宝石を提案していただけるとのことでした。

結局、私が買ったのは加熱加工でロイヤル・ブルーの色味を出したブルー・サファイヤのピアス。イギリスの故ダイアナ妃がロイヤル・ウェディングでスリランカ産のブルー・サファイヤをお召しになっていた、とMr.ビーンから聞いて。もちろん、わずか2,000円のピアスですからそのクオリティは遠く及びませんが、旅の記念にプリンセス気分を味わえるのでしたら、そう悪くはありません。(振り返ると、この買い物は失敗だったのです。それは後ほど…。)

 

ここまで消化して、あとはホテルへ。